たろーのアトリエ

RYOCOを超えるケーキ屋さんを探してたずね歩いた記録

#1 PÂTISSERIE RYOCO

記念すべき第一回目の記事は、ここしかありません。

 

リョーコ!!

 

今や押しも押されもせぬ超人気店になってしまいましたが、リョーコさんとのおつきあいはまだ開店間もない2006年にさかのぼります。僕の中では、世界史におけるキリストの登場ぐらい、リョーコさんを知る前と後では歴史が変わっている、そんな衝撃の出会いでした。

 

詳しい話をする前に、簡単にリョーコさんの紹介をこちらの記事から引用して紹介いたします。

recipe.cotta.jp

ーーーーーーーーーー引用はじめーーーーーーーーーー

竹内良子/Ryoko Takeuchi

1977年 大阪府生まれ。物心ついた頃からお菓子を作り始め、以後、趣味としてお菓子作りを楽しむようになる。

1996年 大学入学。数々のアルバイトを経験し、好きだったお菓子作りを本業にすることを決意。

2000年 神戸の製菓店に就職。その後、神戸と大阪の製菓店で3年間働いた後、渡仏。

2003年 南仏「ミッシェル・ブラン」にて1年間修業。

2004年 パリ「アルノー・ラエール」にて1年間修業。

2005年 東大阪市に「パティスリー リョーコ」をオープン。

2007年 スイーツマニアのブロガーの記事がきっかけで人気に火がつき、行列のできる有名店に。

2012年 東京・高輪に移転し、お店をリニューアルオープン。すぐに評判の人気パティスリーとなる。

2016年 来店客の待ち時間をなくすとともに、本来のパティスリーとしての製品作りとサービスに集中するため、予約販売制を導入。

ーーーーーーーーーー引用おわりーーーーーーーーーー

 

2005年の1月に大阪の荒本で開店されたのですが、上記にあるような2007年のきっかけの前に、2006年の秋に朝のテレビ番組で来栖けいさんが「日本で一番おいしいチョコの店」って紹介してたんですよね。

当時マイブームがケーキを食べることで、そのとき妙にフットワーク軽くてすぐに電車を乗り継いで行った覚えがあります。

当時のブログにはこんな感じで書いてありました(2006/11/7)。

 

最近ひょんなことで「パティスリーRyoco」というケーキ屋さんにいきました。

なんでも、名前は忘れましたが、最近たまにテレビに出てる美食家が、
「日本で一番おいしいチョコの店」
とか言った店です。
案外近いので、いってみたくなりました。

近鉄けいはんな線にはじめて乗りました。
近鉄の地下線用の新しい電車が市営地下鉄より心地よくてよかったです。

東大阪市の荒本駅で降りまして、カルフールの近くにあるのですが、写真の通りまったく店舗が目立とうとしていません。存在を主張していなかったのでいささか躊躇しました。

平日の昼間だというのに、ひっきりなしに人がいました。
チョコレートがうまいらしいのでチョコレートケーキを買いました。
名前はボード、だったかな。忘れましたが。

お味ですが、かなりおいしかったです。
正統路線のチョコレートケーキで、甘いには甘いのですが、後味に残りにくい感じ。
濃厚なのに上品に甘さを主張してきました。

 

今から振り返ると、個人的には「なぜボードを選んだ?」と思いますが、、、

というのも、その数か月後に5つも6つも買ってきて家で食べたんですが、その時に食べたジャポネ(いわゆるショートケーキですね)に衝撃をうけてしまい、以後のケーキ屋巡りはリョーコさんを超えるケーキを探す旅になってしまったのです。

 

肝心のお味ですが、甘すぎず、さっぱりしすぎず、スポンジもちょうど良いかたさでペロッと食べられます。しかも、それぞれのパーツももちろんおいしいのですが、それぞれがちゃんと合わさって「ケーキとして成り立っている」んですよね。口の中でパーツごとの味として認識されるのではなくて、ちゃんと混ざり合って調和したものを味わえるんです。ここが他のパティスリーがなかなか超えられないところかなぁと、個人的には思っています。

 

数年前から完全予約制になり、またケーキもアントルメ(ホールケーキ)しか注文できないので、一人で楽しみたい方にはなかなかハードルが高くなりましたが、荒本でも高輪台でも何時間も並んだあげくお目当てのものが買えないことも多かったことを思えば、予約さえすれば時間指定で確実に食べられるというのは、リョーコファンにとっては画期的なことなのです。人が並んでご近所から苦情が来て煙たがられてその地を追われるくらいなら、これくらいのシステムはまったく問題ないものなのです。

 

僕のケーキ感度を抜群に上げてくれたリョーコさんに感謝です。